| 蚤(ノミ)の種類 |
一般的にノミの種類はネコノミ・イヌノミ・ヒトノミの3種類ですが、日本ではヒトノミはほとんどいません。 「ノミに咬まれて困っている」という相談の電話があるのは大抵ネコノミです。 ネコノミはその名の通り、ネコが大好きで普段はネコに寄生していますが、その宿主のネコが死ぬなどして 急激に体温が下がると、命の危険を感じ新たな宿主を探して一斉に大移動を始めます。 突然ノミに咬まれるようになったという時は、近くにノラネコや仔猫が死んでいないか探してみて下さい。 |
| 蚤(ノミ)の生態 |
ノミは進化の過程であまり必要のなかった翅(はね)が退化しています。その代わりに発達した後肢(うしろあし)で ジャンプし、獲物に跳びつきます。あくまで翅で飛ぶのではなくジャンプして跳びつくので、咬まれるのは膝から下が ほとんどです。ノミに咬まれると激しい痒みがありますが、跡が黒っぽくなって残ります。電車などで膝から下に黒い 点がたくさんある人はノミに咬まれている可能性が非常に高いです。 |
| 蚤(ノミ)の成長 |
ノミは昆虫の仲間で、卵→幼虫→蛹(さなぎ)→成虫となります。 ノミは、宿主の身体、部屋の床、巣穴の中などに0.5mm程の白か灰色の卵を産みます。 数日〜数週間で卵がかえり、小さな剛毛の生えた青白い蛆虫(ウジムシ)となります。 蛆虫(ウジムシ)はフケや垢(アカ)、ノミの成虫の糞などの有機物を食べて成長します。 2〜4週間程度の幼虫期間を経た後、幼虫は口から絹のような糸を吐き出し、繭(まゆ)を作り、その中で蛹(さなぎ)に なります。 1〜2週間で蛹(さなぎ)から成虫となりますが、成虫になってもすぐに繭(まゆ)からは出ず、近くに獲物が来るまで 眠りにつきます。 獲物の足音が近づくとすぐに目を覚まし、繭(まゆ)を破って現れ、獲物に跳びつきます。 “普段人が入らない倉庫や蔵に入ったら、大量のノミが跳びついてきた!”というような事が起こります。 もし獲物が現れなければ、ノミは繭(まゆ)の中で眠ったまま1年くらいは待っていられるそうです。 |
| 蚤(ノミ)の吸血 |
ノミは、空気や地面の振動・臭い・体温によって獲物を感知し、跳びついて吸血します。 口吻(こうふん)を獲物に差し込んで、血液の凝固を防ぐ働きのある唾液を注入し、時間をかけてゆっくりと吸血します。 気温が高いと吸血活動は活発になり、獲物がいれば毎日でも吸血しようとします。 気温が低いと食欲がなくなり、吸血活動は数週間おきになります。 ノミは断食に強く、半年くらい吸血できなくても生きていられます。 |
| 蚤(ノミ)の害 |
ノミの害といえば、一般的に咬まれた時の激しい痒みが挙げられます。 これはノミが吸血する時に血液が固まるのを防ぐ唾液を流し込みますが、この唾液がアレルギー反応を引き起こし、 強い痒みとなって現れるからです。 でも、本当に恐ろしいノミの害は、ノミに咬まれることによって媒介される病気なのです。 最も有名なのは、ペストで過去に3年間でヨーロッパの人口の1/4以上がペストによって死んでしまいました。 このようなケースは極まれですが、ノミは実は恐ろしい可能性を持った害虫なのです。 |
※蚤(ノミ)に咬まれた人が移動した場所は全てノミを振り撒いている可能性が高いです。 自宅はもちろん、病院や更衣室、車の中までノミが繁殖していることがあります。 市販の薬剤で一時的に蚤(ノミ)の数を減らす事はできますが、時間が経つとまた繁殖し、蚤の被害にあうことがほとんどです。 もし蚤(ノミ)の被害にあわれたら、周りに蚤(ノミ)を撒き散らす前にすぐに専門家にご相談下さい。早めの対策が蚤(ノミ)駆除のカギとなります。 |
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